こんにちはゲストさん
オフィスの会議室、広さで10名~20名程度の小・中会議室においてスクリーンを使用する場合の選定方法をご紹介します。
いくつかのポイントがありますが、押さえておきたいことは、「サイズ」「生地」「スクリーンタイプ」「防炎品」の4つです。この他にも細かい点はありますが、スクリーンを選定するうえで、この4つのポイントは必ずチェックしましょう。
一つずつ見てみましょう
スクリーンの高さに注意が必要です。
一般的なオフィスの天井高さは2500mm~2800mm
です。天井高さとレイアウトを考慮した場合100インチ~120インチのスクリーンがおすすめです。部屋のサイズを考慮しながら、100~120インチをベースに検討しましょう。
スクリーンの生地には反射特性のよりいくつか種類があります。大きく分けて4つの種類があり、特長ごとに分類され、スクリーンの反射特性と言います。
広階調型、拡散型、回帰型、反射型ですが、主にプレゼンや会議で使用する際は、拡散型の特性のスクリーンを選択しましょう。
拡散型のスクリーンは視野角が広く、中央の視聴者、端の視聴者とも同じような映像を見ることができます。
下のイラストが拡散型の反射特性です。
プロジェクターからの光がお椀のように反射しています。拡散型といわれる通り、入射光に対して拡散して反射します。このため、視野角が広くなります。
ホームシアターでは広階調型や拡散型、回帰型など、視聴者のお好みに合わせて選ばれますが、企業会議室のようなビジネス用途では拡散型をベースに検討しましょう。こだわりがなければ拡散型の1択です。
続いてスクリーンのタイプについてです。ここでいうタイプとは、スクリーンを使用するときの操作方法ということでご理解ください。。スクリーンには様々なタイプがあります。電動巻上式、手動巻上式、張込式、フロアスタンド式、掛け図式など、用途に合わせて選択ができます。
設置工事が不要なインストールレスのスクリーンと設置工事が必要な常設タイプのスクリーンをご紹介しましょう。
電動巻上式が多く採用されますが、設置には電力が必要です。電力がない場所(電気工事ができない、電気工事をしたくない)では手動巻上式や張込式、フロアスタンド式などが選択肢となります。
設置場所に合わせてスクリーンのタイプを選定するようにしましょう。複数のスクリーンを設置するケースもあります。
オフィスにスクリーン設置工事ができない場合には、簡単に設置できる「フロアスタンドタイプのスクリーン」が便利です。
フロアに置いて、下から引き上げるだけで、スクリーン面が完成します。
フロアスタンド式なら持ち運びも可能ですので、複数の会議室で持ち回りの運用が可能です。常設タイプでない利点を活かすことができます。
下記のおすすめスクリーンの生地はすべて拡散型で視野角が広いスクリーンです。
常設タイプのスクリーンでは拡散型の生地を採用し、後述しますが、防炎品である必要があります。電源の確保が可能か、使用頻度などを鑑みて、電動巻上式スクリーン若しくは手動巻上式スクリーンを選定しましょう。
下記のおすすめスクリーンの生地はすべて拡散型で視野角が広いスクリーンです。
不特定多数の人が出入りできる場所ではカーテン・絨毯等は「防炎物品」の仕様が義務付けられています。
不特定多数の人の出入りできる場所とは、例えば、高層建築物、地下街、学校、病院、工場、事業所、劇場、映画館、カフェ、遊技場、飲食店、百貨店、ホテル等(ほかにもいろいろとありますが)、我々の生活している身近なところのほとんどが該当しているように思います。
スクリーン製品もそれに該当します。スクリーンが使用されるケースは不特定多数の人が出入りできる場所がほとんどです。
ビジネス用途でご使用される常設タイプのスクリーンは防炎品であるかどうか必ずチェックしましょう。壁や天井に設置する巻上式スクリーンや、張込スクリーンなど、常設するスクリーンが対象となります。設置した後に防炎品でないことが発覚すると、取り外しや買い替えなど面倒なことは容易に想像つきます。
本ページでおすすめとして紹介しておりますスクリーン生地はすべて防炎品です。安心してご利用いただけます。
昨今のプロジェクターのトレンドは超短焦点タイプです。極端に焦点距離が短いため、非常に使い勝手が良く、ビジネスシーンでも大活躍のプロジェクターです。標準レンズのプロジェクターでは、プレゼンターがスクリーンの前にたつことで、プロジェクターからの光を遮ることがありますが、超短焦点プロジェクターではそのようなことがありません。
しかし、超短焦点プロジェクターは超広角のレンズを使用していますので、スクリーンは超短焦点プロジェクターに対応するスクリーンを選定する必要があります。スクリーンのわずかな歪みが映像に大きく影響します。
下記の写真をみてください。どちらの写真も同じ超短焦点プロジェクターを使用していますが、左側は一般的な巻上式のスクリーンに投写、右側の写真は超短焦点プロジェクター推奨スクリーンに投写しています、
このように超短焦点プロジェクターを使用する場合はスクリーンの選定には注意しましょう。ゆがんだ映像でびっくりしないためにも!
下記のスクリーンは超短焦点プロジェクターでも安心して使用できる超短焦点プロジェクター推奨スクリーンです。
説明の通り、「サイズ」「生地」「タイプ」「防炎」の4つは必ずチェックするようにし、その他細かい点については設置するお部屋の環境に合わせて検討しましょう。
会議室用のスクリーンを選びたい、設置方法がわからないなど、スクリーンについてのお悩みがありましたら、スクリーンを作り続けて70年のオーエスグループにお気軽にご相談ください。
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